北投石の種類

北投石の種類

「玉川温泉北投石」ですが、一言で「北投石」と申しましても、全てが同じではなく、生成時期によって、玉川温泉産は、おおむね3種類にタイプが分かれます。

1、成長途中の若い【強力北投石】

写真左の石の表面を白っぽく覆っている部分が温泉生成物(北投石、学術名:含鉛重晶石)です。

湯の華のように粒体ではなく、固体状となっているものの、生成途中(数十年単位)の若い北投石ともいえます。

故意あるいは荒く扱われなければ、表面の北投石が削れたり、はがれたりすることはありませんが、不整形なこともあるので、角で浴槽が傷つかないなように目の細かく厚手のネットなどに入れて頂くと、より安心してお使い頂けます。

このタイプは商品ページ上では、【強力北投石】と表記しています。

2、褐色と白色の縞模様が特長の【結晶体】

玉川温泉・大噴から温泉水が流れる湯川の川底の石の表面に皮殻上の沈殿物として生成したもの。

一般に【北投石】といえばこの縞模様がトレードマークともいえます。

大噴から湧出した温泉水が湯川を流れ下る際に温度が下がることなどから温泉水に溶けていたいろいろな成分が温泉生成物として沈殿します。それらの生成物が石に付着して沈殿した北投石となります。

成長速度は10年で1mmほどで写真左のようになるには数百年単位の年月が必要となります。この層が多いほど、年代物として重宝されています。

このタイプは商品ページでは、【北投石(結晶体)】と表記しています。

3、幻の【1000年北投石】

上記の結晶体北投石と違い、黒みを全身にまとっているのが、【1000年北投石】の最大の特徴です。また上記の白褐色の北投石に比べ、比重が重く、硬度が高いのも特徴です。

まだ北投石と名が付く100年以上前に採取しつくされ、もう現地玉川温泉にも存在しないと言われる鉱石がこの幻の【1000年北投石】です。

結晶体北投石に比べ、よりさらに生成に時間がかかり、生成開始より1000年以上とも言われます。まさに原始の北投石ともいえる北投石です。

このタイプは商品ページでは、【1000年北投石】と表記しています。

4、元祖北投石、世界で初めて発見された【台湾北投温泉北投石】

1905年(明治38年)に台湾の北投温泉において世界で初めて発見されたことから名付けられた元祖「北投石」。

こちらは上記3タイプの玉川温泉産北投石と異なり、台湾北投温泉産の北投石となります。

台湾北投石の特徴、種類としましては、上記3つのうち、1と2の間あたりになります。

写真の台湾北投石の上部が白身がかった部分が強力北投石です。しかしこの北投石は結晶体のように非常に硬度が高くなっており、線量も比較的高いものが多くなっております。

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